おわぁ、寝てるだけです 本館探さないでくなさい/ブログ主 鈴木薫の他に間借人の文章「tatarskiyの部屋」シリーズも掲載しています

by kaoruSZ

トールキン論一挙掲載!(予告)

4月15日発行予定のWeb評論誌「コーラ」10号に、

 “父子愛”と囮としてのヘテロセクシュアル・プロット
       ――トールキン作品の基盤をなすもの

と題する評論を載せてもらうことになりました。
http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/index.html
一人で書いたものでないとはいえ、原稿用紙換算150枚です。お疲れでない時にお読みください。

 原稿のプロフィール欄に、

  あらためてコンセプトを記せば――

   1. トールキンは腐男子である。
   2. トールキンのエルフはフェアリーである。

  というところでしょうか。


と書いたんですが、これに

  3. トールキンは父子萌えである。

を加えていいかもしれません。

 今回、同誌連載「映画館の日々」は休みます(といっても、前回もトールキン論だったんですが)。

 なお、「『ポールの場合』論」は電子化を予定しておりませんので、ぜひ本の形でお読みください。購読のご案内が一つ前の記事にあります。
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by kaoruSZ | 2010-04-11 21:13 | Comments(2)
Commented by dawntreader_2 at 2010-07-11 23:54 x
はじめまして。
「父子愛”と囮としてのヘテロセクシュアル・プロット」を拝見した者です。
すばらしい議論にとても驚き、そして納得しました。長年のなぞが解けた!という気持ちです。

シルマリルを初めて読んだときに、フェアノール父子の「愛」の異常さを薄々感じてましたが、まさかこのような深い意味があったとは。。シルマリルはフィンウェそのもので、あの父子の愛がシルマリルの物語の主題だったんですね。

異性愛と同性愛の対比とか、反復される構図とか、読ませていただきながら膝を打つことばかりです。

また、私はまったく知らなかったのですが、「失われた道」は、強烈な内容ですね。トールキンの著作を読む上で、強力な補助線であると感じました。

まとまりがなくてすみません。シルマリルや指輪についてのさらなる考察をお待ちしています。

ちなみに、フィンウェとエルウェという王同士の恋愛関係や、フィンゴンとマエズロスの関係などに、リチャード1世のエピソードが用いられてるような気がしますが、どうなのでしょうか。リチャード1世は同性愛者でしたし、そうなるとますます・・と思いましたので。

乱文失礼いたしました。。
Commented by kaoruSZ at 2010-07-20 00:16
dawntreader_2 様

コメントありがとうございます。
シルマリルをご存じの方にきちんと読んでいただいた上、賛同のお言葉を頂き、大変励みになります。

リチャード一世については、ロビン・フッドや映画「冬のライオン」(ありましたね、王同士)くらいしか知らないのですが、今後、気をつけて見てみようと思います。